突然の訃報にも慌てない!正しい香典マナー【おとなの基礎知識】

香典のマナー【大人の基礎知識】

冠婚葬祭行事は、頻繁にあるものではないためマナーを知らないという方も多いのではないでしょうか?

年齢が上がるにつれて、こういった冠婚葬祭行事に招かれる数も増えてきます。

冠婚葬祭の「葬」にあたる行事は、地域性や宗教・宗派によって違いがあり「しきたり」を重んじる傾向があります。

お通夜・葬儀の際に持参する「香典」は特に宗教・宗派によって違いがありますので注意が必要です。

お祝いごとに用いる「祝儀袋」のマナーと混同していたり、宗教・宗派による決まり事を知らなかったりと多くの方は「香典」の正しい知識を理解していません。

「いい歳になってマナーも知らないのか…」と思われるのは、恥ずかしいことです。

突然の訃報にも慌てないように、事前に「香典」に関する知識を身に着けておきましょう。

香典を包む袋の選び方から、香典相場、宗教によって違う「表書き」の書き方、渡し方まで「香典」に関するマナーをご紹介します。

香典は遺族に対する「助け合い」の気持ち

香典とは故人に対する「供養の気持ち」を表わし、故人の冥福を祈り供養をするために捧げるもの、すなわち「お線香」や「お花」として霊前に供えるものでした。

現在では、お通夜や葬儀、または法要の際に持参する「現金」の名称として主に使われています。香典の他に「香料」とも呼ばれています。

香典は葬儀という突然の遺族の出費に対する「助け合い」の意味があります。

香典は仏教だけでなく「神道」「キリスト教」においても香典に該当するものがあります。

それぞれの宗教によって決まりがあるだけでなく、表書きの書き方も異なります。

訃報の連絡を受けた際には、宗教の確認をしておくとよいでしょう。

香典を持参するタイミング

香典は「お通夜・葬儀のときに渡す香典」と「法要のときに渡す香典」があります。

「お通夜・葬儀の香典」と「法要の香典」は、表書きの書き方が若干、異なる場合もありまるので注意してください。

それぞれの方法は後ほどご紹介します。

お通夜・葬儀の香典の場合

香典はお通夜または葬儀のいずれかに持参します。どちらにも弔問できないという場合には、現金書留で香典を郵送もできます。

お通夜と葬儀の両方に出席する場合には、香典はどちらに持参しても構いません。

ほとんどの場合は、一番最初に参列する「お通夜」に香典を持参すことが多いです。

香典は、お通夜または葬儀のどちらかに持参すればよいので、お通夜で香典を渡した場合、葬儀の際には名簿に記帳だけ行ってください。

また、訃報を聞いて急きょ駆けつけたという場合には香典を持参しない方がよいでしょう。

あらかじめ用意されていたものだと考えられ印象がよくありません。最初に参列するお通夜または葬儀に持参しましょう。

法事・法要の香典の場合

初七日(しょなのか)をはじめ、四十九日までの間、法要は七日ごとにあり、その後も、百箇日、一周忌、三回忌と続きます。

香典を持参するのは主な法要のみです。その他は、遺族による焼香やお供えが行われます。

また、初七日(しょなのか)は、本来は亡くなってから7日目に行われる法要ですが、最近では葬儀当日の式中に行うか、火葬場から戻ってきた後の「還骨勤行(かんこつごんぎょう)」の儀式と合わせて行われています。

不祝儀袋(香典袋)の種類

冠婚葬祭の行事に渡す金封には、お祝いに対する「慶事」のものと、お悔やみ対する「弔事」のものがあります。

「慶事」のものは「祝儀袋」と呼ばれ、それに対して「弔事」のものは「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」と呼びます。

不祝儀袋は、一般的には「お悔やみ用のし袋」あるいは、香典を入れる袋なので「香典袋」などと呼ばれています。

不祝儀袋の表面には紐(ひも)が結ばれています。これを「水引き」といいます。

水引が印刷された簡易な袋から、袋が二重になった「正式包み」と呼ばれる不祝儀袋があります。包む金額に合わせて選びましょう。

熨斗(のし)

熨斗(のし)

また「慶事」の際に使う祝儀袋には、紙を折り畳んで作った飾りが右上の端辺りについています。この飾りのことを「熨斗(のし)」といいます。

現在では、「のし」のついた袋という意味で「のし袋」と呼ばれることが多くなりました。

慶事用の祝儀袋には「のし」が付いていますが、弔事の不祝儀袋には「のし」はつきません。

理由は「熨斗(のし)」の由来にあります。

熨斗(のし)はアワビを干して伸ばした「伸し鮑(のしあわび)」から来ています。これは縁起物として神事の際の贈答品に添えていた「伸し鮑(のしあわび)」を、「長く伸びるように」との意味合いで祝いごとにも添えられるようになったものです。

熨斗(のし)は、縁起物の象徴ですので「弔事」には用いられません。弔亊用の「のし紙」も同様です。

「上包み」の折り方

上包みの折り方

市販されている不祝儀袋には、袋が二重になっていて水引が外せる「正式な包み」があります。

「正式包み」は、外側の包みを「上包み」と呼び、お金を入れる内側の封筒を「中包み」と呼びます。

香典の「上包み」の折り方は「慶事」の祝儀袋の折り方とは、向きが反対になりますので注意が必要です。

祝儀袋は、上を先に折り、次に下を折り上げます。まるで「万歳」をしているようにも見えることから「慶事」に用いられます。

一方で、不祝儀袋は下を先に折り、次に上をかぶせるように折ります。お辞儀をしているようにも見えることから、お悔やみごとの「弔事」に用いられます。

「喜びは上向き、悲しみは下向き」と覚えるとよいです。

香典の水引は「結び切り」

水引の種類

香典の不祝儀袋には「結び切り」の水引をつかいます。

これは水引の結び目の事です。

水引が、「蝶結び」になっているものに関しては何度あっても嬉しい事に使いますが、葬儀では「結び切り」のものを使います。

「結び切り」は水引をほどけないように固く結ばれていることから、葬儀などの「弔事」は一度きりにしたいという気持ちをこめ、お悔やみごとに使われています。

仏式では葬儀・法要ともに一般的に「黒白」の水引を使いますが、その他にも「双銀」「双白」「青白」まれに白黄(関西圏)などの水引を使う事もあります。

不祝儀袋には2本、4本、6本の水引が用いられます。必ず濃い色が右側に来るように結ばれます。

また、結び目のところが少し豪華な「あわじ結び」という結び切りもあります。

包む金額にふさわしい不祝儀袋を選ぶ

祝儀袋同様に不祝儀袋にもランクがあります。包む金額にふさわしい袋を選びましょう。

香典を数千円しか包まないのであれば、表書きや水引が印刷された簡易的なものを選ぶとよいでしょう。

1万~2万円を包む場合は、袋が二重になっていて、奉書紙に黒白または双銀の水引の付いた正式包みのものを選びましょう。

3万円以上の場合は、檀紙(細かい凹凸のある高級和紙)に黒白または双銀の水引の付いたものを選びましょう。

また「蓮の花」や「蓮の葉」がついた袋も市販で売られています。これは仏教でしか使えない不祝儀袋なので注意が必要です。

香典金額の相場

香典の相場

香典の金額は、故人との関係や送る側の年齢、地域のしきたりなどによって違ってきます。

一般的には、故人が一家の主人や主婦の場合は多めに包むとされています。

もし、包む金額で迷ったときには、思いついた金額よりも少し多めに包むのがよいでしょう。

また、友人や近所の方が亡くなった場合は、周辺の方々と相談して金額を合わせておかないと、後々、トラブルになる場合もあります。

職場関係や取引先の方が亡くなった場合も同様に、上司や同僚と相談した上で金額を合わせましょう。

香典金額の目安
祖父母 10,000円
100,000円
兄弟・姉妹 50,000円
おじ・おば 10,000円
上記以外の親戚 10,000円
仕事関係 5,000円
勤務先社員の家族 5,000円
友人・その家族 5,000円
隣人・近所 5,000円

参考:全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査(平成23年度)」より

平成23年に行われた「香典に関するアンケート調査」によると、関わりが深い「親戚関係」には多めに包まれることがわかります。

一番関わりの深い「親」には10万円、「兄弟・姉妹」関係では5万円、「祖父母」「おじ・おば」を含めた親戚関係では1万円。

親戚関係を除いては、5,000円が目安となっていることが調査結果からわかります。

香典は「絶対にこの金額を包まなければいけない」という決まりはありません。

故人や遺族とのおつきあいの深さによって包む金額を決めてください。

香典は多すぎても失礼?

香典は「多ければよい」というものではありません。あまり多すぎても先方を困惑させてしまいます。

遺族の香典返しの負担をかけないように、香典の金額は「慶事」の祝儀の場合よりも低めにするのがよいとされています。

必要以上に高額にしてしまうと、葬儀を歓迎しているという悪い印象を与えかねません。

ひとつの基準として、目上の方へは「少なめ」目下の方へは「多め」と考えるとよいでしょう。

立場や経済状況に応じて「助け合い」の気持ち範囲で金額を定めればよいのです。

香典では避けたい金額

香典では5,000円、1万、2万、3万、5万、10万といった端数のないキリのよい金額を包みます。

結婚式などの祝儀では、偶数数字は割り切れる数字として「切れる」「別れる」という連想ができることから縁起が悪いとされ避けられます。

香典の場合には「重なる数字」と考えられ「弔事」のような「何度も重なって欲しくないこと」には不適切だと考えられています。

また「四」「九」といった数字も「死」「苦」を連想させるため、お悔やみごとには不適切とされています。

しかし、最近ではこうした「しきたり」にこだわらず柔軟に考える方もいらっしゃいます。

「1万円じゃ少ない気もするけど、3万円はちょっと負担が大きいな…」と香典金額に迷うことはありませんか?

こういう場合は2万円でもよいと思います。大切なのは「お気持ち」です。

実際に、2万円という金額は出しやすい金額ということもあり包む方も多いのです。

いただいて「うれしい」ということはあっても「迷惑」ではない金額です。

香典は新札を避けるべき?

「慶事」には新札を包むことがマナーとされていますが、香典の場合、新札を包むのは、あらかじめ準備していたようで失礼といわれています。

しかし、人にさし上げるものは、清潔なものを用意するのが、基本的なたしなみです。

あまりにも使い古されたシワシワのお札を入れるのは失礼だと考えられます。

使い古されたものよりは、清潔なものとして新札を包んでもよいのです。新札を包む場合は、一度折り目をつけてから香典袋に入れましょう。

不祝儀袋(香典袋)の書き方

香典の書き方

香典袋の書き方は宗教によって異なります。必ず喪家の宗教や宗派に合った表書きの香典を持参しましょう。

また、宗教がわからない時には、宗教を問わない表書きとして「御霊前」を使うとよいです。

「御霊前」は仏式だけでなく神式やキリスト教式でも使えます。しかし、浄土真宗の式には使えませんので注意が必要です。

お通夜・葬儀に持参する香典の表書きは、悲しみの涙で文字がにじんでいることを表す「薄墨」で書きます。

四十九日以降の法事・法要に持参する香典は「薄墨」で書く必要はありません。

「表書き」書き方のポイント

  • 表書きには「名目(目的)」と「名前」を書く
  • 書く際には筆または筆ペンを使う。ボールペンは使わない
  • 文字は楷書で書く
  • 名前はフルネームで書く
  • 「名前」は「名目」より小さめに書く
  • お通夜・葬儀に持参する香典は「薄墨」で書く
  • 法事・法要などに持参する香典は「黒い墨」で書く

「仏式」香典の書き方

不祝儀袋は白無地、または「蓮の花」が印刷されたものを選び、水引は黒白または双銀の「結び切り」または「あわじ結び」のものを選びます。

「蓮の花」や「蓮の葉」が印刷されているものは、仏教専用の不祝儀袋です。

お通夜・葬儀の不祝儀袋(香典袋)の書き方

仏式香典書き方

表書きは「御霊前」「御香料」「御悔」「供物料」「供花料」などです。

ただし「御霊前」は浄土真宗では使いません。

浄土真宗では、亡くなったらすぐに仏になという教えから、四十九日前でも「御仏前」を使います。または「御香料」「御香奠」となります。

墨は「薄墨」を使って筆や筆ペンで書きます。

法事・法要の不祝儀袋(香典袋)の書き方

【初七日の法事法要】

表書きは「御霊前」「御佛前」「御香料」「御香奠」などです。

墨は「薄墨」を使って筆や筆ペンで書きます。

【四十九日以降の法事・法要】

仏式法事の香典の書き方

表書きは「御仏前」「御佛前」「御香料」「御香奠」などです。

「御仏前」という表書きは四十九日以降に使用される表書きで、仏教以外には用いません。

「薄墨」で書くのは四十九日までとされており、四十九日以降の法事・法要では「黒い墨」で表書きを書きます。

「神式」香典の書き方

不祝儀袋は「白無地」のもので、水引は黒白、双白、双銀の「結び切り」または「あわじ結び」のものを選びます。

仏教専用の「蓮の花」や「蓮の葉」が印刷された不祝儀袋はを神式の葬儀には用いないよう注意が必要です。

お通夜・葬儀の不祝儀袋(香典袋)の書き方

神式香典の書き方

表書きは「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」「御神前」「供物料」「供花料」などです。

「御霊前」は宗教を問わずに使えます。

墨は「薄墨」を使って筆や筆ペンで書きます。

霊祭、式年祭などの不祝儀袋(香典袋)の書き方

神式法要の香典の書き方

神式でも、法事に該当する儀式があります。

主なものとして「十日祭」「五十日祭」「百日祭」などがあります。

1年目からは「式年祭」と呼ばれる儀式になり「一年祭」「三年祭」など神職を招いて行われます。

表書きは「御霊前」「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」などです。

霊祭、式年祭については、墨の色に関する細かい規定はありません。

「薄墨」が無難ですが「黒い墨」でもよいです。

「キリスト教式」香典の書き方

包みは「白封筒」または「十字架やゆりの花が印刷された封筒」を選びましょう。

水引きの付いた不祝儀袋は使わない方がよいです。

お通夜・葬儀の不祝儀袋(香典袋)の書き方

キリスト教香典書き方

表書きは「お花料(御花料)」「献花料」「御白花料」などです。

その他、プロテスタントの場合は「忌慰料」カトリックの場合は「御ミサ料」でもよいです。

わからない場合には「お花料」が無難です。

墨は「薄墨」を使って筆や筆ペンで書きます。

追悼ミサ、記念ミサなどの不祝儀袋(香典袋)の書き方

キリスト教香式典の典書き方

キリスト教にも、法事に該当する儀式があります。

プロテスタントでは、1カ月目に「昇天記念日」カトリックでは、1カ月目に「追悼ミサ」を行い、1年目には「記念ミサ」などを行います。

表書きは、「御花料」(プロテスタント)「 御ミサ料」(カトリック)などです。

キリスト教については墨の色に関する細かい規定はありません。

「薄墨」が無難ですが「黒い墨」でも問題ありません。

連名で香典を包む

香典を連名にして渡す方もいますが、連名はあまり好まれません。

連名にすると「手抜き」の印象を与えるだけでなく、喪家側の整理も面倒になります。

職場の「部署一同」などで包む場合を除いては、香典はそれぞれ「個人の名前」で包むのがマナーです。

しかし、何らかの理由で、連名にしなければならない場合の書き方をご紹介します。

2名の連名の場合

2名連名の書き方

2名連名の場合は、袋の中央にバランス良く2人の名前を並べて書きます。

夫婦の場合は、中央に夫の名前をフルネームで書き、その左横に妻の名前だけを書きます。

3名の連名の場合

3名連目の書き方

3名の場合は香典袋の中央に「一番目上の人」の名前を書き、順に左側へ書いていく書き方、または3名の名前をバランスよく中央にする書き方もあります。

4名以上の連名の場合

4名以上書き方

代表者の名前を中央に書き、左側に「外一同」とやや小さく書き添え半紙や白地の便箋に全員の名前を書いて中に入れます。

「○○会一同」「○○課有志」などを中央に書く記載方法もあります。

社名や団体名を入れるとき

名前を袋の中央に書いたら、右側に小さな字で会社名や団体名を書き添えます。

【会社名の書き方】

会社名だけで香典を出すことはありません。

取引先の社葬、あるいは取引先の方が亡くなった場合でも、遺族に対して故人との間柄が伝わるように、社長の名前を中央に書き、会社名は右に書き添えます。

また、職場で連名で香典を出す場合、会社名を書いてから右から左へ順に「目上の人」から「目下の人」へと書いていきます。

【会社の上司の代理で会葬する場合】

取引先の社葬や取引先の方の葬儀に会葬する場合には上司の名刺を預かりましょう。

上司の名刺の右上に「弔」と記し、左端か下隅の空いているところに「上司の代わりにご会葬をさせていただきます。鈴木花子」と小さく書き添えて香典と一緒に受付に渡しましょう。

「中包み」の書き方

水引が外せるタイプの不祝儀袋は二重になっています。お金を入れる、内側の袋のことを「中包み」といいます。

「中包み」の表面の中央に「金〇萬円」と香典金額を記入します。

金額の数字は、正式には「大字(だいじ)」と呼ばれる難しい字を用いて書かれます。

「漢数字」の場合は「一」「二」などの文字は、後で一本、二本、線を書き加えるだけで簡単に数字の改ざんができてしまうということから、簡単に数字の改ざんできないよう「大字(だいじ)」が使われています。

しかし、最近では金額を書く欄が横書き用に印刷されているものも市販されており、アラビア数字で書く場合もあります。

数字 大字
1
2
3
5
7
8
10
100
1000 仟 または 阡
10000

「中包み」の裏には、必ず住所氏名を書きましょう。

香典を整理する際に、誰がいくらくれたのかわからなくなってしまう場合もあるので、親しい間柄であっても、必ず記入しましょう。

裏に書く数字は「大字(だいじ)」である必要はありません。郵便番号や番地は、漢数字で問題ありません。

お金の入れ方と向き

香典のお金の入れ方

お札の入れる方向に関しては、諸説あり何が正しいのか判断しかねます。

一般的には「中包み」の表側を上にしたとき、お札の肖像が上になるように入れるのがよいとされています。

表裏、上下に関しては、あまりシビアにならなくてもよいとは思います。

しかし、お札の向きをそろえること、そして、あまりにも使い古された「シワクチャ」なお札は使わないことは徹底しましょう。

新札は亡くなる前から準備していたように感じられるということから、香典には包まない方がよいといわれています。

ただ、汚いお札を包むよりは、清潔な新札を一度折って入れる方がよいです。

また「○○一同」という形式で香典を出す場合の相場は、1万円と言われています。

包むお札の枚数は1万円1枚としましょう。千円札10枚や五千円と千円札5枚などバラバラで包むのは失礼となりますのでやめましょう。

そして、お金を「中包み」に入れた後、封筒には封(のり付け)をしないでください。

香典はその場で開封して、誰から、いくらいただいたかをまとめます。

結構な数になることが予想されますので、封がのり付けされている場合、封を開ける作業だけで大変な手間になってしまうのです。

香典の渡し方

香典の渡し方

香典などの金封は「袱紗(ふくさ)」に包んで持参するのがマナーです。むきだしでバッグやポケットに入れないようにしましょう。

時々、祝儀袋を買ったときについていたセロハン袋に戻して持参する方もいらっしゃいますが、受付でガサゴソとセロハン袋を開けて、渡すのは見ていて気持ちの良いものではありません。

おとなのマナーとして、社会人になったら「ふくさ」のひとつは準備しておくとよいでしょう。

香典の渡し方は「受付がある場合」と「受付がない場合」により渡し方が異なります。

受付がある場合

香典を包む袱紗(ふくさ)から取り出し、表書きを受付係から読める向きにして両手で渡します。

その際に、「この度はご愁傷さまでございます」「お悔やみ申しあげます」「御霊前にお供えください」などひと言添えます。

また、近所の方や知り合いの方の香典を預かって持っていく場合は、その方の住所・お名前・連絡先の書かれたメモなどを持っていくと受付がスムーズです。

受付がない場合

焼香で霊前にお参りしてから、表書きを自分の方に向けて香典を供えます。

すでに供えられている香典の上に積み重ねてかまいません。

霊前に供えられた香典は、焼香の後、遺族が霊前に向けて置き直します。

弔問者が前もって、霊前に向けて置いてしまうと、この際に逆向きになってしまいますので置く向きには注意しましょう。

袱紗(ふくさ)の包み方

袱紗の包み方

「袱紗(ふくさ)」とは、小さなふろしきのような布のことです。

慶事用のふくさと弔事用のふくさがあります。「赤色系」の色は慶事用です。

弔事の場合は濃い緑やグレーなどの「寒色系」のものを使います。

また「紫」のふくさは慶事・弔事のどちらでも使用できますのでひとつ持っていると重宝します。

慶事と弔辞ではふくさの包み方も異なります。

【慶事のふくさの包み方】

ふくさの包み方、慶事の場合

つめを右にして祝儀袋を置き、左側をまず折ります。

次に上側を折り、その後に下側を折ってかぶせます。

最後に右側の角を折ってかぶせ、つめを止めます。

【弔事のふくさの包み方】

ふくさ包み方、弔事の場合

つめを左にして不祝儀袋を置き、右側をまず折ります。

次に下側を折り、その後に上側を折ってかぶせます。

最後に左側の角を折ってかぶせ、つめを止めます。

まとめ

  • 香典は突然の遺族の出費に対する「助け合い」の気持ちです
  • 不祝儀袋(香典袋)は入れるお金に合ったものを選ぶ
  • 香典に包む金額は故人や遺族とのおつきあいの深さによって決めればよい
  • 宗教・宗派によって香典の「表書き」は異なる
  • 香典はそれぞれ「個人の名前」で包むのがマナー
  • 「中包み」の表書きは「大字(だいじ)」をもちいて書く
  • お金を入れるさいに気を付けることは、お札の向きをそろえること、そしてあまりにも古いお札は包まない
  • 香典などの金封は「袱紗(ふくさ)」に包んで持参するのがマナー

いかがでしたでしょうか?

香典に関する知識やマナーをご紹介しました。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

 

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