【喪主の挨拶】感謝を伝える『心のこもった挨拶』例文

喪主の挨拶例文

お通夜、葬儀・告別式で「喪主」または「遺族代表」が弔問客、会葬者への挨拶をする場面で参考にしていただけるような例文をご紹介します。

お葬式を執り行う「喪主」は、さまざまな場面で挨拶をすることが考えられます。

今回は「喪主」や「親族代表」が挨拶する最も多い場面での例文をご紹介します。

遺族にとって一番辛いときですので、多くを語る必要はありません。涙が止まらず喋れないこともあります。

お葬式は一人では成り立たないということを念頭に、挨拶は親戚を含めた関係者、弔問客、会葬者に感謝を伝える場です。

すべてを覚える必要はありません。上手に喋る必要もありません。

駆けつけていただいた方々のおかげで、お葬式が無事に行えたことへのお礼と感謝の気持ちが重要なのです。

例文は、ひとつの参考にしていただければと思います。

喪主が挨拶する主な場面

主に喪主が挨拶することが想定される場面は4つあります。

  • お通夜の挨拶
  • 通夜ぶるまいお開きの挨拶
  • 出棺の挨拶
  • 精進落としの挨拶

葬儀・告別式の終了後に挨拶する場合もありますが、お葬式の行い方次第で変わります。

葬儀と告別式を分けて行う場合は、葬儀の終わりと告別式の終わりに「喪主」または「遺族代表」が挨拶をします。

一般的には、葬儀終了時は「喪主」が挨拶をして、告別式の終了時には「遺族代表」挨拶をするという形をとります。

葬儀と告別式を続けて行う場合は、式の終わりに「喪主」または「遺族代表」が挨拶をします。

しかし、最近のお葬式では、葬儀・告別式の終了時の挨拶は省き「出棺時の挨拶」に含められることが多くなっています。

挨拶の注意点とマナー

日本古来から、口にした言葉は現実になると信じられています。

そのため葬儀や法要では、不幸や不吉なことを連想させる「忌み言葉」を避けるのがマナーです。

これは、式を執り行う側も同じく使うことは避けましょう。

重ね言葉は使わない

重ね言葉は「不幸が重なる」ことを連想させるため、避けなければならない言葉です。

いよいよ・追って・重ね重ね・重ねる・繰り返し・再度・重々・たびたび・次々・つづいて・つづける・再び・ますます・またまた・つくづく

生死を表す言葉は言いかえる

直接生死を表現する言葉は不適切な言葉とされています。

「逝去」「突然の事」「生前」など言いかえる必要があります。

死亡・死去・死ぬ・生きていた・死んでしまった・急死・若死・生存・ご存命中・生きる・生きているころ

その他の注意点

挨拶は平易な言葉で手短に行いましょう。

時間にして1~2分程度、文字数にして300~500字を目安にしましょう。

闘病生活など生々しい話に深くふれるのは避けましょう。

一番辛い時だと思いますので、多くを話す必要はありません。

挨拶の場は、お礼を述べるだけでも、気持ちは十分に伝わります。

また「通夜ぶるまい」という言葉は、喪家側の言い方であり、弔問客への挨拶の場で使う言葉としてはふさわしくありません。

そのため「軽いおもてなし」「粗餐(そさん)」「酒肴(しゅこう)」「別席」「お清めの席」などと言いかえましょう。

お通夜の挨拶

本来、お通夜の挨拶は、お焼香が終わりお坊さんが控室に戻った後、喪主が弔問客へ挨拶します。

しかし、最近のお通夜の傾向としては、お焼香した後、弔問客は席に戻らず、そのまま通夜ぶるまいの席へと移ります。

このような場合、喪主の挨拶は最初に行われ、終了時には斎場の世話役がお通夜の終了を告げるのみで、喪主の挨拶は省かれることもあります。

また、通夜ぶるまい前の挨拶として行うこともあります。

「お通夜に参列していただいたお礼」「故人が生前お世話になったことへのお礼」「生前のエピソード」や「最後の様子」など手短に伝えます。

その後、通夜ぶるまいの席への案内や、翌日の葬儀・告別式の案内をして締めくくります。

通夜の挨拶のポイント

  • 弔問へのお礼を伝える
  • 死去の報告と最後のようすを伝える
  • 生前のエピソードを伝える
  • 生前お世話になったことへの感謝を伝える
  • 通夜ぶるまいの席への案内
  • 葬儀・告別式の案内

お通夜の挨拶の例文

本日はお忙しい中、お越しいただき、誠にありがとうございました。
そのうえ、ご丁寧な供物をちょうだいいたしまして、故人に変わり、厚く御礼申しあげます。
すでにご存じのように、〇〇は〇月〇日〇時〇分、〇〇病院にて他界いたしました。
生前は皆様方に大変お世話になり、あわせてお礼申し上げます。
お疲れのところとは存じますが、ささやかながら酒肴の用意をいたしました。
お時間の許す限り、お召し上がりいただければ、故人の何よりの供養になるかと思います。

通夜ぶるまいお開きの挨拶

通夜ぶるまいを受けている弔問客は、なかなか帰るきっかけがつかめないものです。

また、久々に合う知人と話が盛り上がったり、お酒が回ってしまうと、宴会のようになってしまうこともあります。

そこで、喪主が予定の時間を30分ほど過ぎたころでお開きの挨拶に立ち、弔問への感謝を再度述べたうえで、お開きの時間であることを告げ、翌日の葬儀・告別式の案内をします。

通夜ぶるまいお開きの挨拶のポイント

  • 弔問へのお礼を伝える
  • 葬儀・告別式の案内

通夜ぶるまいお開きの挨拶の例文

本日はお忙しいところおいでいただきまして、ありがとうございました。
おかげさまでお通夜の儀式を滞りなく終えることができました。
皆さまには、まだごゆっくりしていただきたいところですが、遠方の方もいらっしゃることですので、この辺でお開きとさせていただきたいと存じます。
なお、葬儀・告別式は明日午前〇〇時より〇〇斎場にて執り行います。
ご都合がつきましたら、ご会葬いただければと存じます。
本日は誠にありがとうございました。

出棺時の挨拶

霊柩車(れいきゅうしゃ)に棺を納めたあと、火葬場への出発に先立って会葬者に向いて立ち、喪主、位牌を持つ人、遺影を持つ人と並び挨拶をします。

最後まで、のこっていただき、故人の最後の見送りをしてくださることへの感謝を丁寧に伝える場です。

しかし、会葬者を立たせたままの挨拶ですので、丁重に簡潔に行いましょう。

内容としては「会葬者へのお礼」「生前お世話になってことへの感謝」「今後の遺族への厚誼(こうぎ)、ご支援のお願い」といった3つの内容を入れましょう。

型どおりの短いものでかまいませんが、遺族の心情や今後の決意などを文中に入れてもよいかと思います。

出棺時の挨拶のポイント

  • 会葬いただいたことへのお礼を伝える
  • 生前お世話になったことへの感謝を伝える
  • 今後の遺族への厚誼(こうぎ)、ご支援のお願いを伝える

出棺時の挨拶の例文

本日は、故○○の告別式にご多忙中にもかかわらず、大勢の方に、ご参列いただきまして、誠にありがとうございます。
おかげをもちまして、葬儀ならびに告別式を滞りなく終えることができました。
〇〇は今年で〇〇歳でした。故人の生前中は多くの皆さまにお世話になり、また、今ここに最後のお見送りまでいただききまして厚くお礼申し上げます。
今後は遺された私ども遺族に対しましても、亡き〇〇の生前と変わりなきご厚情を賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶と変えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

精進落としの挨拶

昔の風習では、不幸があった家は忌中である死後四十九日間は、肉や魚などは口にしませんでした。

そして、四十九日の忌明け後に通常の食事に戻ることを「精進落とし」としていました。

現在では、喪家が僧侶や関係者に感謝の気持ちでもてなす「会食」の席のことをいい、関係者が火葬場から戻り葬儀のいっさいが終了したところで執り行うのが一般的です。

宴に先立って喪主が簡潔に挨拶をします。

「葬儀が無事に終了したことの報告」「お世話になったことへの感謝」「精進落としの膳をすすめる」といった3つの内容を入れるのが一般的です。

また、手土産を用意している場合はその旨も伝えます。

葬儀後の遺族の心情、今後の助力へのお願いなど文中に加えてもよいでしょう。

精進落としは「献杯(けんぱい)」を発声で宴を開始します。

献杯は、挨拶をする「喪主」または「遺族代表」が行ってもよいですし、故人と一番ゆかりの深いの方にお願いすることも多くあります。

地域・宗派によっては献杯を行わない場合もあります。

宴が始まったら、一人一人の席を回り、お酌をしながら感謝の気持ちとお礼を伝えましょう。

一連の葬儀の執り行い方、関係者はすでに疲れています。精進落としの宴は1~2時間でお開きにすることが多いようです。

ころあいを見はからって「喪主」または「遺族代表」がお礼と共にお開きの挨拶をします。

精進落としの挨拶のポイント

  • 葬儀が無事終了したことへの感謝を伝える
  • お世話になったことへの感謝を伝える
  • 宴席への案内

精進落としの挨拶の例文

【開始時の挨拶】
皆さま、本日はお忙しい中、ご会葬賜りまして誠にありがとうございました。
おかげをもちまして、故〇〇の葬儀・告別式を滞りなく終えることができました。あらためてお礼申し上げます。
皆さま、さぞかしお疲れのことと存じます。ささやかではございますが、お料理を用意いたしました。
お時間の許す限り故人を偲んで、皆さまと歓談いたしたいと思います。
献杯の発声をいたしますので、皆さまご一緒にご唱和のほどお願いいたします。
献杯。ありがとうございました。

【お開きの挨拶】
皆さま、本日は誠にありがとうございました。
まだ、ごゆっくりしていただきたいところですが、明日のお仕事もございましょうから、長くお引き止めしては申し訳ございません。
そろそろお時間でもございますので、このあたりでお開きとさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。なお、納骨は〇月〇日を予定しております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

献杯をお願いされた場合の挨拶

献杯の挨拶は、喪主ではなく故人と一番ゆかりの深い方にお願いする場合があります。

喪主の挨拶ではありませんが、参考に献杯をお願いされた時の挨拶の例文をご紹介します。

献杯のポイント

  • 故人との関係、簡単な自己紹介をする
  • 故人との思い出に残るエピソードを語る
  • 献杯はグラスを高くかざさない

献杯の例文

ただいま、紹介に預かりました〇〇と申します。
故人とは〇〇の関係になります。(などの手短に自己紹介)
献杯の発声をする前に、故人との思い出を少しお話しさせていただきます。
(故人との思い出に残るエピソード)
まだまだ思い出は尽きませんが、このあたりで、献杯をさせていただきたいと思います。
それでは、故人を偲び、ご一緒にご唱和ください。献杯。

結びに

いかがでしたでしょうか?

以上が、喪主が挨拶をする主な場面での例文です。

ここでご紹介させていただいた文例をもとに、ご自身のお気持ちや故人との心に残るエピソードなどを付け加えることで、心のこもった挨拶になります。

ぜひ参考にしていただければと思います。

しかし、言葉のあやを考えるよりも、大切なのは感謝を伝える「素直なお気持ち」です。

そのことを忘れてはいけません。

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