葬儀屋さんは家事も出来なきゃダメ?

昨年は、多くの苦難にぶつかり、大変な一年でありましたが、何とか新年を迎えることが出来ました。

これも一重に支えて下さった、お客様や業者様のおかげで御座います。

どうぞ本年もよろしくお願い致します。

 

これよりは、私、一個人

ほぼひとり言で御座いますが、考えを書いてみます。

 

先日の、1月3日…

わが家でも新年の3賀日がもちろんあった訳ですが、

葬儀屋さんという職業柄、自宅に居れる時でも、急なお客様の対応に備えて遠出は出来ません。

この日は自宅待機中でした。

 

私は葬儀屋さんですが、妻子ありの一般男性です。

その日は朝から子供のオムツ変えとお着替えをし、

洗濯物をたたんだり、干したり

いい天気でしたので、布団も干しました。

 

葬儀業界に入る前の若かりし時は、家庭の事はほとんどやりませんでしたし、奥さんたる「女性の仕事だ」なんて思っていた時期もありました。

 

ですが、今では家事も出来るときは積極的にさせて頂いております。

そのきっかけは葬儀屋のお仕事で活きる事が何度もあったからです。

 

私が葬儀屋になった時、「この仕事は本当に色々やるんだなぁ」って思ったものです。

お客様の葬儀スケジュール作成や各種業者手配、宗教者と遺族の橋渡しや送迎手配、時にはホテルの空室確認、葬儀案内、当日の司会進行など主にコンシェルジュ的な役割がイメージとしてあると思いますが

他にも、遺族控室の清掃や寝具、アメニティの確認、駐車場整備、交通誘導及びお客様誘導、お茶出し、時には料理の配膳や返礼品の準備、受け渡しもします。

それまでしたことのある仕事や、アルバイトが全く無駄になる事がないほど様々な事をします。

 

葬儀屋の仕事はいろんな業種の集合体のように感じました。

ただ、それぞれの業種のプロのようにその道に特化して極めるというよりは、まんべんなく何でも出来ることが葬儀屋さんにとっていい事であり、葬儀の形を作りあげる上で役立つのかなと考えています。

そんな中で私が普段お手伝いさせて頂いている家事が役立つ事もありました。

故人様のお体は、ご移動がつきものです。

そんな時、お体をお抱きする事もありますし、移動以外にもお着せ替えをする事もあります。

お亡くなりになっている方のお体はどこにも力が入っていません。

私が故人様をお着替えする時、お寝かせする時感じるのは、首の座っていない「赤ちゃん」のようだなと感じるのです。

故人様を抱きかかえる時、その瞬間そのお体の事は、抱えている私に全て委ねられています。

故人様ですからもちろんお亡くなりになっているのですが、ご遺族にとってはお体が存在している間、それは生きておられるのと同じです。

ですから、大事にしなければならない、けしてケガをさせるような事があってはならない…

そんな感覚が「赤ちゃん」を抱いている時におぼえる感覚と似ているのです。

 

また、ご家族が「最後に着てもらいたい」と用意された衣類を確認させて頂くような場面があるのですが、

「では、大切にお預かりさせて頂きますね」と渡された衣類をたたみます。

こんな時も心をこめてたたむようにしています。

以前、お客様に言われたことがあるからです。

「嬉しかった。本当に優しくたたんでくれて、ありがとう」

普段の生活から衣類をたたむ時に気持ちを込める事を意識している訳ではありませんが、普段から何気なく家族の服をたたんでいるおかげで、大切な何かをたたむ時に気持ちを込める事が出来る、それが伝わる。

「赤ちゃん」を扱う時と同じように故人様に触れる事を心掛ければ、それも伝わる。

そんな風に感じました。

葬儀屋さんは家事ができなきゃダメな訳ではもちろん無い…とは思いますが。

子供を抱く、着替えさせる、洗濯物をたたむ、料理を作る、並べる…

普段の生活で誰かのためにする「何気なくできること」が増えれば、お客様を支える私にとっての力になる。

そんな気がいたします。

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