シンプル葬(直葬)は増加、お葬式の価値は薄れた?

お葬式の価値とは

家族葬専門で葬儀屋を営んでいる私の考えを書かせて頂きます。

私の考えの結論から言えば、シンプル葬(直葬)が増えても「お葬式の価値」は変わらないと考えています。

日本の文化であるお葬式は、ご先祖様を大切にし、感謝を込め、その功績を称え、「死」という一大事に向き合い、学び、後世につないでいく素晴らしい儀式であると考えています。

「お葬式」

その価値は薄れようがないのです。

むしろ、直葬が増えている現代社会において、その価値はあがっていると考えます。

「シンプル葬(直葬)」が増えている理由は「お葬式に価値がない」という理由からではなく、現代の時代背景から必然的に増えているに思います。

なぜなら、直葬を選ばれたお客様と接して、その葬儀に携わっていると、故人に対して「気持ちがない」と感じる事はなく、むしろ家族の絆がありありと伝わってくるからです。

「お葬式」では対外的な意味合いが強く、遺族の故人への気持ちが表面に現れる場面はあまりありませんが、身内だけで営むことが多いシンプル葬の時は、それが素直に表面に出るからでしょう。

ですから、シンプルな「直葬」を選ばれる方も「一般葬」を選ばれる方も「死の重さ」について感じている気持ちは変わらないと感じるのです。

増え続ける直葬とその背景

現在、東京・神奈川(都市部)での一般的な葬儀形式の割合は

  • 直葬         30%
  • 家族葬、一日葬    45%
  • 一般葬        20%
  • 社葬         5%

だそうです。

直葬に関していえば、5年前に比べて20%ほど増加しているようです。

その理由については

  • 経済的理由      60%
  • 参列者がいない    10%
  • 宗教観の変化     10%
  • 葬儀の意味が解らない 10%
  • その他        10%

こういった理由の中で「直葬」だけでなく「家族葬」や「一日葬」といった葬儀の形を選ぶ方が現代では多いです。

この様に「お葬式の価値がない」と考えて「直葬」を選んでいる方は全体の10%にしかすぎません。

逆に考えれば「経済的理由」や「参列者が少ない」などの理由が解決できれば「直葬」を選ぶ人も減少するのではないかと考えます。

ただ、現代の「少子高齢化社会」は、この先もっと深刻になります。

今後「直葬」を選ぶ方もさらに増え続けてて行くことでしょう。

時代の流れにあわせた葬儀の形

日本人は古き良きものを大切にしていく民族だと私は感じます。

「先祖から受け継いで今の時代があり、また後世へとつないでいく」お葬式はその形であると私は考えます。

だからこそ「出来る限り精一杯のお見送りする」という考え方をしますし、「お葬式はこういうもの」という考え方も日本人として根付いています。

「でも、出来ない」

「お葬式をしても人が来てくれるだろうか」

「今、ここにあるお金を使ってこの先暮らしていけるだろうか」

「迷惑をかけたくない」

「人を頼ってはいけない」

一昔前なら、こういった事は「心配しなくていい事」だったのかもしれませんし、今でも「ご近所や仲間で助け合うのが普通」という環境の方もいるでしょう。

ただ、心配しない訳にはいかない、安易に「助けてあげる」とは言えない環境にいる人が増えていると感じます。

現代では亡くなる方が長生きし、現役を離れてから長い年月がありお付き合いが寂しくなってきます。

残していくお子様もすでに現役を離れている年齢であることが多く、そのうえ一人息子や娘の少ない人数です。

そういった環境の中では故人へ「出来る限り精一杯のお見送りをする」考え方が余計に心配事を煽ってしまいます。

 

そこで葬儀社が提案し登場したのが「直葬」「家族葬」「一日葬」といった葬儀の形なのです。

それが時代に合っていたので増えていったのでしょう。

私は、その考え方が自然な事であると感じて「シンプル葬(直葬)専門」の会社を作ったのです。

それは「お葬式を否定する」考え方ではありません。

金銭的な無理をせずに「出来る範囲で精一杯のお見送りをする」という送る方の気持ちを最優先にした葬儀でもいいのではないかと考えての事です。

もちろん冒頭に書いているように「お葬式」という文化は大切にすべき素晴らしい物だと思っています。

その一方で、華やかに盛大にお葬式は行わなくても「直葬」や「家族葬」「一日葬」をしたいという事もやはり理解できます。

ですから、私はお葬式「賛成派」なのです。

ただ、「お葬式はしなければいけない」という考え方には「否定」します。

お葬式は「家」であげるものであり、その「家」を後世につなぐために「家」が傾くようなお葬式なら行う必要はないと思うのです。

 

日本人ですから、何も問題がない状況なら必ず立派なお葬式をあげたいものです。

今の時代が「直葬」「家族葬」「一日葬」が増える、そういう状況なのだと考えています。

今の時代の流れでお葬式を選ぶ事が一般的になれば、後の世代も「無理をして」とか「周りに流されて」といった葬家がいなくなるでしょうし「家」の状況に応じて「する・しないを」決めることが出来ます。

 

話は違うかもしれませんが、現代の結婚式実地率は70%だそうです。

これが5年前は50%だったそうですから、かなり上がっています。

これは結婚式にかかる費用が低料金化したこともあると思いますが「親孝行になるから挙げたい」という方が多いのだそうです。

周りへのお披露目の場として「ちゃんとしたことをやろう」いう考え方の若者がふえてきたのでしょう。

こうやって、時代の変化はありますが日本人は「節目」を大切にしますし「やるべきことはちゃんとやる」という精神があります。

裏を返せばたとえ出来ない状況でも「やれるときにはちゃんとやる」と言えます。

お葬式も「今は無理せず」後につないでいくためにしのいでいく時代なのだと考えます。

 

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