家族葬とはどんな葬儀? こんな方が選んでいます

家族葬とは?

「家族葬ってなんですか?」と多くの人は疑問を持つのではないでしょうか?

家族葬は、家族や親族など故人の身近な方々だけでお別れする葬儀です。

家族葬には「これをしなければならない」といった明確な定義があるわけではなく、一般的に家族や親しい友人などの少人数で執り行うお葬式の総称として用いられています。

いろいろなお葬式の形式と違いについては【葬儀の種類】お葬式の形式 それぞれの違いとは?の記事に詳しく書いていますので参考にしてください。

家族葬は、お招きする人数が少ない分、規模も小さくなり、会場も大規模な式場を借りる必要もなくなります。

料理の用意や香典返しの有無も自分たちで決めることができます。

一般葬を行うより大幅に費用を抑えることが可能なところが大きな特徴だといえます。

では、家族葬はいったいどんな方々に選ばれているのでしょうか?

今回はお客様からいただいた声をもとにご紹介します。

家族葬を選んだ理由

家族葬を選んだ理由として多いのは以下の4つです。

  • 高齢でお招きする人が少ない
  • 特定の宗教がない
  • 費用を大幅に抑えられる
  • 大変な準備がない

高齢でお招きする人が少ない

日本の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳と世界有数の長寿国です。

平均寿命が長いということは、亡くなられる時期も遅くなり、高齢であるということです。

亡くなられる頃になると、兄弟は既に他界していたり、友人もまた高齢であり亡くなられている場合も多くあります。

ご健在であっても、歩くことが困難な状態であったり、病院や施設にお世話になっている場合もあります。

この様な背景から、高齢であればあるほど、亡くなられるときには葬儀に参列する方も少なくなってしまうのです。

そのため、大きな葬儀ではなく、家族葬のような最小限の身内だけで故人をお送りするという形をとられる方が年々、増加傾向にあります。

横浜市緑区 喪主Yさん・75歳女性

歳をとると友人も少なく、兄弟も亡くなっており、お呼びできる方が本当に限られてしまうんです。

周りも、もういい歳なので遠方から出てきてもらうのも申し訳なく思うのです。

そういった理由もあり、近くにいる家族のみでお見送りしようと家族葬を選びました。

 

特定の宗教がない

時代の移り変わりや科学の進歩などにより「特定の宗教を信仰していない人」が増えているといえます。

ひと昔前は、亡くなると先祖代々のお墓内入ることが当り前でしたが、現代では、さまざまな埋葬方法があります。

特定のお寺さんをもたずに、集合霊園を利用したり、散骨や樹木葬といった自然に還る形の埋葬方法を選ぶ方も増えています。

特定の宗教をもたない葬儀の場合には、読経やお焼香といった宗教儀礼(儀式)が必要ないため、葬儀もシンプルなものになります。

大きな式場を一日借りてやるほどでもないと考える方も多く、小さな式場を借りて最小限、親戚や親交の深かった方のみをお招きして「お別れの会」のような形で行う家族葬が選ばれています。

横浜市戸塚区 喪主Sさん・67歳男性

父は、特に信仰していた宗教があったわけでもなかったので、無宗教式をと考えていました。

お坊さんを呼ぶ必要もないので、お布施の出費もありませんでした。

最初は、火葬式も考えていましたが、お別れする時間があまりにも短いと言うことで、親戚とも相談したうえで家族葬を選びました。

親戚も、もともと多くないので小規模な式場で11名で行いました。

 

費用を大幅に抑えられる

大規模に行う一般葬にくらべ、家族葬は葬儀の費用面でのメリットが大きいのも特徴です。

日本消費者協会の「第10回葬儀についてのアンケート調査」報告書(2014)によると葬儀にかかった費用の全国平均は1,889,000円というデータがあります。

やはり、葬儀を行うとなると大きな費用がかかるというのが一般的なイメージです。

しかし、家族葬であれば葬儀費用が40~60万円程度で行えてしまいます。一般的な葬儀費用の半分以下で行えます。

低価格である一方で、弔問客を招かないため、大きな香典収益は期待できません。

その分、会葬者への接待にかかる費用を省くことができるため、葬儀以外にかかる費用を抑えることができます。

横浜市青葉区 喪主Tさん・65歳男性

やはり一番の理由は、大幅に葬儀費用が抑えられることです。

普通のお葬式だと200万くらいかかると聞いていましたが、家族葬はその4分の1以下の値段で行えるのです。

普通のお葬式の場合は、お料理や香典返しを準備する費用が必要です。

しかし、家族葬の場合、その辺も自分で決めることができました。

私たちは、身内だけなので香典も辞退させてもらいました。

その分、香典返しを用意せず、出ていくお金も抑えられたと思います。

 

大変な準備が必要ない

大勢の参列客を招く一般葬の場合は、訃報をお伝えする人数も多くなり時間と手間がかかるのは言うまでもありません。

葬儀前には、参列される方を接待するための「お料理」の準備や「香典返し」の品を選んだり、葬儀が始まる前から準備が多くあります。

最近のパッケージ化されたお葬式では、全ての手配は、葬儀をお願いする葬儀社で行ってくれますが、どれくらいの参列者が来るのかは、その日になってみないとわかりません。

参列が予想される人数より少し多めに用意しておくというのが一般的ですが多く頼みすぎてしまった場合は、もちろん費用を負担しなければなりません。しかし、足りなくなるという事態も避けたいものです。

こういった、金銭的、精神的な不安は、一般のお葬式の準備にはつきものです。

一方で家族葬の場合は、身近な親族のみで行われるため、一般の参列客を招きません。

その分、連絡する範囲も身内だけでよいですし、食事や香典返しなど、接待にかける準備を省くこともできます。

大変な準備がない分、金銭的にも精神的にも余裕ができ、最後のお別れに集中することができるのです。

相模原市中央区 喪主Hさん・68歳女性

普通のお葬式を執り行うとなると、友人関係や会社関係の人たちにも連絡をしたり、お料理や香典返しの準備をしたり、挨拶を考えたりといろいろと気を使うことが多いのではないかと思います。

家族葬の場合は、身内だけの連絡で済みましたし、家族や一部の親戚だけなので、料理も特に用意せず気を使わずに近くのお店で食事をしました。

お香典も辞退させていただきましたので、香典返しも特別用意はしませんでした。大変な準備がなかったので心身ともに助かりました。

 

家族葬だから起こる困りごと

家族葬は、シンプルで一般葬にくらべ、さまざまなメリットが多いのですが、その一方で、家族葬だから起きてしまうという困りごともあるのです。

一部ではありますが事例をご紹介します。

なぜ、呼ばなかったのか?親戚とトラブルになるケース

町田市 喪主Kさん・56歳女性

ほとんどの親戚とは疎遠だったこともあり、身近な親族だけで家族葬を行いました。

遠方の親戚には連絡せずに、葬儀を行った後にはがきで、家族葬を終えたことを報告しました。

すると、遠方の親戚から電話がかかってきて「なぜ、呼んでくれなかったんだ?」と口論になってしましました。

葬儀に招かない遠方の親戚であっても、訃報の連絡とともに弔問を辞退する旨を事前に伝えておくべきでした。

 

香典を辞退したのにも関わらず、香典をいただくケース

横浜市旭区 喪主Sさん・70歳女性

故人の友人の方が、家族葬を終えた報告を受けて「焼香だけでもあげさせて欲しい」と弔問に来られました。

その際に香典を持参されていました。

香典は辞退させていただいていたのですが「以前に、いただいていたので受取って欲しい」とのことでした。

お持ちいただいた香典はお断りせずに、ありがたく頂戴しました。

特に香典返しの用意がなかったので、後日、香典返しを用意してお送りしました。

 

家族葬を行う前にする3つのこと

さまざまなお葬式の形式がある中で、多くのメリットを感じ、家族葬を選ぼうとしている方もいらっしゃると思います。

家族葬を行う上で、お招きする範囲を決めることや、親族の理解を得ること、そしてお招きしない方への配慮が必要です。

親戚との関係もありますので、喪家のご家族だけではなかなか決められないこともあります。

身内だけで行う葬儀だからこそ、親戚どうしの助けが必要となるのです。

お招きする範囲を決める

家族葬と聞くと、家族や親戚だけしかお招きしないというイメージがあります。

しかし、厳密には呼ぶ範囲に決まりはありません。故人と親交の深かった方をお呼びしてもよいのです。

一般的には、家族のみまたは三親等内の親戚までお招きして行われます。

事前にどこまでお招きするのかを決めておきましょう。

そして、お招きしない方への配慮も事前に考えておく必要があります。

親戚の理解を得る

親戚からの理解を得られないと、後々トラブルになることもしばしばあります。

田舎のお寺さんに墓地がある場合や、深い親戚づきあいがある場合には、特に注意が必要です。

親戚に事情をお話した上で、家族葬で行うことに理解を得ておきましょう。

お招きしない方への配慮

先ほどご紹介した「なぜ、呼ばなかったのか」といったトラブルが起きないように、お招きしない親戚にも訃報の連絡は必ずしましょう。

その際に「家族葬で行うため、弔問はご遠慮させていただいています」とお伝えしましょう。

故人の会社関係者や、親交の深い友人関係の方々にも、訃報をお伝えし家族葬で行うことをお伝えしておきましょう。

訃報については「初めて葬儀を執り行う方へ『訃報連絡』の基礎知識と文例」の記事に詳しく書いていますので参考にしてください。

結びに

家族葬がどのような人に選ばれているのかを、お客様からの声と一緒にご紹介しました。

家族葬は、お葬式にお招きする人が少ない人や、特定の宗教をもたない人、費用的メリットを感じる人、お葬式の大変な準備を省きたいと考えている人に選ばれている葬儀です。

身内だけで行う葬儀だからこそ、親戚からの理解や協力が必要な葬儀だといえます。

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